The 3rd Birthday

パラサイト・イヴ3。
1はプレイ済み、2は未プレイ。
シリーズにこれといった思い入れはなし。


ジャンルとしては多分TPS。
純粋に「ゲーム部分」にだけを目を向ければ、そこそこ面白かったんじゃないかと。
TPSはバイオ4と5ぐらいしかまともにやったことはないので、「TPS」というジャンル自体に目新しさと新鮮さを感じているだけかもしれないけど。
「オーバーダイブ」という、他の兵士に乗り移れるシステムが多分特徴的。
一瞬でパラサイトできるので、操作感も良好。
わざと敵に見つかって遠くに引きつけてから遠くの兵士にオーバーダイブ→スナイプいえーもよし、HPが0になってから一定時間内なら乗り移れるので、生き残りの兵士がいる限り使い捨て感覚で力押しで殲滅してもよし、兵士それぞれに固定装備があり(大抵はマシンガンだけどたまにグレネードやライフルなど強めげな武器を持っている輩も)、それらはアヤ本体の弾数は消費しないので、弾の節約のために固定装備をフル活用してもよし。
レベルやら銃器のジャンルごと(ハンドガン、マシンガン、ショットガン、ライフル、グレネードの5種類だった気がする)の熟練度など、RPGっぽい要素もあるにはあったけれど、レベルが上がったら楽になったーとか、そういう実感は皆無。
正直レベルとか無くてもよかったんじゃないかな。


プレイ前の前評判の時点で「ゲームとしては面白いよ」「鳥山求めない」等といった声は聞こえていたが、まあ、うん、まさにその通り。
ストーリーとその演出がとんでもなく巨大な糞。
「俺ゲームにストーリーなんて求めないからwww」とか言う人も、とてもじゃないが耐えられないぐらいの酷いレベル。
鼻の先に他人の糞を置かれて、完全に無視できる人間などそうはいないのだ。
とにかく臭い。
悪臭。
損害賠償できるレベル。
ファファファしねい!
FF13はやったこと無いし元々やろうとも思っていなかったが、このゲームをプレイして、ますますやる気が無くなりました。
鳥山はおとなしくレーシングラグーンを作り続けていればよかったんや。
正直な話、唯一鳥山シナリオの中で「ある意味」評価されていたゲームなんじゃないかな。
ああ、あと、シリーズのファンが誰も喜ばないストーリーにもなっています。
VP2とかSO3とかTOD2とか、そこら辺と同じ感じのする、前作殺しのストーリー。
もちろん、PE3が一番悪臭と異臭を放っているけどね。
もはやここまで来ると、この糞を確認するためだけに買うのもアリなレベル。
今なら……どうだろう、1980円もあれば買えるのかな。
糞を2000円も出して購入するのは勇気がいる行為だね……


総評としては、並の並。
何度も言うけれど、ゲーム部分はそこそこ面白かった。
面白かったが、常に目と鼻の先に糞が転がっていたので、印象も後味もunk0unk0。
今の□には誰も止められる人間は残っていない、ということを確認できたゲームでもありました。
社長が社長じゃ、再建の兆しも見えないや。