ドミニオン 収穫祭のカード セカンドインプレッション

今週末はがっつりドミニオンをできてほくほく。


移動動物園。
「大学」「工房」「弟子」「ならず者」とセットで存在した場があったが、もう大活躍。
カード効果を見た時点で「民兵に強い気がする」と思っていたが、実際に強かったです。
民兵効果後の移動動物園1発じゃ手札は通常通りの5枚止まりだが、大抵の場合で食らわなかった時より手札の質は向上してるからね。
まあ、手札5枚状態&重複無しの状態で使うのが一番なのは間違いないが、民兵系へのアンチカードとして優秀なのも間違いはない。
また、よくよく考えれば当たり前なのだが、「手札に重複が無い」場合はもちろん、「移動動物園だけが重複している場合」も3枚ドローできる。
何回か「アチャー、移動動物園が重複しちゃったよー。1枚目は1枚ドロー止まりかー」と思いながら移動動物園を使ったら「手札から重複が無くなった!ふしぎ!」てなことが。
不思議でも何でもなかった。
で、やはり弟子との相性は良好。
銅貨だけが重複していた場合は確実に3枚ドローに持っていけるし、屋敷を排除した場合は2枚ドローが運頼みとはいえ、屋敷排除は序〜中盤の弟子の最優先の仕事なので、移動動物園が1枚ドロー止まりだったとしても、弟子の本懐達成なのでまあ問題なし。
工房がある場では工房でじゃんじゃん移動動物園を増やし、大学がある場でも5コス4コスの有力カードが無くなった後の優先度は相当高い。
3山切れに注意するのは言うまでもない。


馬商人。
やっぱ微妙な気がするなあ。
一見民兵系への対処カードに見えて、だが馬商人を買うことによるデメリットの方が大きい気がする。
一見序盤のブーストに使えそうに見えて、その実初手「銀貨&銀貨」に劣るというのもねえ。
策士との相性はそれなりの気はする。


収穫。
「策士」「大学」とセットの場があったが、策士前の仮想金捻出手段としてはかなり優秀でした。
他に仮想金が出るのがバザー程度しかなかったので、最大4金出てくれる収穫はすごく有りがたく。
「大学」「書庫」と共存している場でも、「大学→大学→収穫→収穫→書庫→うおお」ができるので、うん。
財宝よりもアクションカードメインでデッキを組み立てた方が良さそうな場での強さはなかなかかと。
また、山札の上にゴミを乗っける系のアタック(大衆や海の妖婆など)があり、ドローを伴わないアクション+2(祝祭や大学など)がある場での、山札お掃除役としても。
まあ、それでも、大抵の場では空気だと思うけどねー。


狩猟団。
面倒臭い研究所。
その印象はやはり変わってはいないが、圧縮手段が乏しい場では、自然と手札に銅貨や銀貨が紛れ込むことが多くなるので、「それらを引く確率が低い研究所」として見ることができる。
策士のように「2枚手札に来ても困る」系のカードを2枚引いてきてしまうことがないというのもポイント。
逆に、礼拝堂など超高速圧縮カードがある場では、1枚ドローしかできずに真珠採りレベルの効果で終わってしまうこともあるので、そこら辺はサプライを見定めて。


郎党。
屋敷が増えるので、圧縮手段が無い場では微妙かなーと思いきや、他の人も呪いを捌けないということでもあるので、デッキの薄くなり度は互角。
で、緑のカードと紫のカード、どちらがいいかと言われると……後はわかるな?
他に呪いを配るカードが無い場だと、呪いを配れるのは自分だけだという優越感も。
早期に入手することができたら、地下貯蔵庫や倉庫などで強引にぐりんぐりん回して民兵効果&呪いを振りまくキリングマシーンと化すのも悪くない。
個人的にちょっと躊躇うのが、「+2金」ではなく「+2ドロー」であること。
アクション+2が無い場ではエンドアクションとなってしまうので、その2ドローで馬上槍試合を2枚引いてきてしまった日にゃ、盲腸が胃潰瘍になってしまう。
あたしゃ生鍛冶屋ですら胃がキリキリしてくる人間でね……


白馬。
「銀貨4枚いえー」だけは発動したことがないが、それ以外の3つの効果だけでイケメンなお馬さん。
「銀貨4枚いえー」も場によっては使える効果だとは思うが、まだその想定しているサプライと出会ったことがなく。
アクション+2が無い場では唯一のアクション+2として光り輝くが、「アクション+2が名馬しか無い状況でエンドアクションを複数枚買い漁るか?」と聞かれるとその答えは「否」だったり。
前述の通り、アクション+2が無い場だと郎党をゲットするのはちょっと後ろ髪引かれ隊なので、まずは名馬をゲットし、その後褒賞チャンスでまだ郎党が残っていたら、郎党をゲットしてワンチャン名馬郎党でいえあ、てな感じになるかなあ。


金貨袋。
「郎党」「名馬」「金貨袋」が、個人的な褒賞3強。
褒賞ゲット一番乗りできた場合のランク付け的なものは
郎党:時期問わず。「アクション+2のカードを所持している場合」「圧縮カードが乏しく、地下貯蔵庫や倉庫などがある場合」の優先度高し
金貨袋:属州環境限定。郎党が大爆発しそうな環境以外ならばこっち。終盤は公領に劣る優先度。
名馬:時期問わず。郎党、金貨袋が大爆発できる環境以外ならばこれ。
てな感じ。
次のターンに金貨を引けるのは大きい。
「圧縮カードがいい感じで、山札をぐるんぐるん回せそうな場」の場合は、毎ターン金貨を生み出すぐらいの勢いでぐるんぐるん。
反面、繁栄環境では、ちょっと、ね……
名馬も郎党も残ってなかったら、王女と比較して活躍できそうな方をもらう、という程度。
序盤に手に入れられたら大きいとは思うが、長い目で見れば郎党や名馬の方が活躍できると思う。


王女。
基本あまりもの。
+BUYが過剰で、低コスト帯にいくらでも欲しいカードがある場では、優先度がぐっと上がる。
原住民の村を10枚買い占めろ!


王冠。
公領の方がよくね?
金貨袋以上に繁栄環境だと悲惨なことに。
アクションが過剰な場では一見活躍できそうだが、そもそもがアクションを過剰に余らすようなデッキ構築ってどうなの……
ん、でも、王冠の人気が無い=ゲットしやすいことを生かし、最初から「王冠だけで8金出すぜ!」の方向でデッキを構築していたらワンチャン……いや、普通に名馬や郎党でいいだろやっぱり……


馬上槍試合。
属州環境では、出遅れた時以外は迷わず買いなカードだけれども、繁栄環境で買うべきか否か。
非褒賞カード以外で得られるのが公領だったり、金貨袋や王冠など繁栄環境ではいまいち振るわない褒賞があることもあり、「馬上槍試合を買わないデッキ構築」は十二分に有り。
それでもやっぱり名馬郎党は強いし、王女は長期戦になる繁栄環境の方が活躍できそうな気がするので、そこは周りの面子によるでしょうなあ。
馬上槍試合使いが1人しかいないと、属州の売れ行きも芳しくないので、終盤でも馬上槍試合の「+1金&+1ドロー」がじゃんじゃん発動しそう。
馬上槍試合使いが自分1人しかいない場合はウマーだが、逆に、自分以外の3人が馬上槍試合を買っている時は、無理に買わずに素直に植民地プレイにした方がいいのかも。
そこはもうちょい経験値を積まないと分からないなあ。


豊穣の角笛。
策士との相性はいいんじゃないかな。
まだそういう場に出会ったことはないけれど。


農村。
アクションカードメインのデッキだと、ある意味ゴーレムのような感じで使えるので、農村をメインに据える時は、金貨はもちろん銀貨も買わない方がいいかもしれない。
もちろん、ちゃんと属州の入手手段の確保は必須だけどね。
山札の一番上に乗せられたゴミ掃除に便利なのもいいね。


占い師。
個人的には、宰相以上の肉便器。
こいつ買うぐらいなら宰相買うわーと思いきや、結局目くそ鼻くそなので、銀貨買います。
宰相はまだコンボ要員として活躍することもできるけれど、こいつは……うーん……泥棒or海賊船場以外での活躍の機会は……