WHITE CLARITY

某紅白大会のMADを見てから少々気になっていたので、とりあえず1周。
世間の評判通り「ほんのりしこりが残る、いい話」でした。
いまいち気に入らない主人公の上、ルートによってはグレートへたれにクラスチェンジするらしいとのげんなり情報が。
正直、リノがあばずれだったら成り立たないよなぁ、このゲーム。
や、ドラマだろうが映画だろうが漫画だろうが、ギャグだったり特別な設定がない限りは、主要なキャラの造詣が不自由してたら成り立つものも成り立たないだろうが、それでもこの作品からは特に色濃くそのような危うさを感じとることができる。
画力がアレな読み切り漫画とかジャンプ10週打ち切り漫画にありがちだが、「絶世の美女」とか言われているくせにどう見ても「南の銀河戦士パポイ」にしか見えなかったり、「触れば壊れそうな繊細な少女」はずなのに「超大外狩りを食らってもスーパーアーマーで平然と絶えてそうなタカさん」っぽかったりと、設定と見た目がかけ離れればかけ離れるほど君の魅力が無くなっていく♪
「月夜とアルビノの少女」ならば映える絵も、「月夜と鈴木その子」じゃあれだしな。


珍しく「設定が気になったから」ではなく「ヒロインが気になったから」プレイしたゲームではあったが、1周した限りでは選択ミスではなかったかと。
でも、話自体はそれほど魅力があるわけでもないし、リノ以外はどうでもいいから、もう終わりが見えてきたような悪寒。
あ。
そうか、そういうことか。
これまで「気に入ったキャラだけクリアしたら、他のキャラはクリアせずに放置」というプレイスタイルを理解することができなかったが、そういうことだったのか。
「設定や世界観が気になったから」プレイしている場合、例え気に入らないキャラがいたとしてもそれは世界観を構築するパーツの1つでしかないから、仕方なく攻略し、結果コンプリートまで行く。
「気になるキャラがいたから」プレイしている場合、気になるキャラだけ攻略すれば後はどうでもよく、興味のないキャラは攻略しようとい気さえ起こらないので、コンプリートせずにプレイを終了する。
自分ほぼ9割ホ分ゴ分厘の割合で前者だったから、これまで後者の存在に気付くことができなかったということか。
「絵師が好きだから」「メーカー買い」「最初は気になるキャラだけを攻略するつもりだったけど、プレイしているうちに他のキャラも、悔しいっ、でも感じちゃう」など、もっと他にも因子はあるだろうけど、それは思いつかなかったことにしておく。
ふむ、これでしょうたいふめい(芋虫型)だった松島のセクロス青年の謎が、少しだけ分かったような気がしたぞ。
多分気のせいだろうが。