新紋章の謎 ルナティック そのいち
５章まで進んだ。（＝４章クリア）
１つ１つは短いとはいえ前日譚的な序章が８章分追加されているので、クリアした章は実質１２章分ですかに。
新暗黒竜のハード５が「デバッグ足りないんじゃね？」と思わせる無茶な難易度だったので、今回は多少落ち着くんだろうなあと思っていたのだが、蓋を開けてみると「デバッグしてないんじゃね？」と思わせる無謀な難易度だった。
いいぞもっとやれ。
序章はマイユニットとマルス以外はＨＰが０になっても大丈夫（撤退扱い）であり、特にデメリットはない。
その章の戦力が低下するかなーということと、合間合間に肩トゲパットじじいによって行われる生存評価？的なものに影響があるのかなーという程度。
そのような処置がされているとはいえ、普通はＨＰ０になんてなることなく、クリアできることであろう。
の、はずなのだが、ルナティックはそうはいかない。
「絶対犠牲にしなければ進めないような前提の難易度にしているんだろ」と思わせる無茶な敵の強さと配置。
「９０％をかわして７０％を当てる」ぐらいを毎ターンやってのけないと、犠牲無しで進むなんてとてもとても。
実際、序章の終章は「８８％と８０％を２回連続で避けて」ギリギリクリアできたぐらいのズタボロの勝利だった。
それを要求されるのが１ターン目ならまだいいんだけどね。
中間セーブを１回できるとはいえ、３０ターン目や４０ターン目辺りにそれを要求するなんて無茶すぎる。
今序章をやり直せばもっとうまくやれる自信はあるけれど、でもまあ。
で、序章が終わって紋章の１章に突入し、ようやく楽できるなーと思ったら全然そんなことなかった。
どうして１章からそこら辺のならずものが銀の斧を装備しているの……
どうして盗賊がサンダーソードを装備しているの……
マイユニット、マルス、アラン、傭兵に兵種替えしたドーガ以外は、斧の一撃で即死してしまう始末。
生き残れるキャラたちも、ＨＰの８割〜９割を削られてしまうし、銀の槍でも使わない限り１回の戦闘で倒せないので、まともにぶつかり合うとまともな勝負にはならない。
まさか１章の時点から地形をフル活用することになるとは思わなかった。
若干マップの地形や敵のアルゴリズムが変わっているので、その辺りをしっかりと把握して最善手を打った上で運（＝リセット）が必要になるとても素敵なアンバランス。
このバランス、イズやマリオクラブ内でもこのままでいいのか紛糾したんじゃね……？
２章３章はまあ。
もちろんどちらの章もくじけそうになったことは１度や２度ではなかったけれど、まあ何とか。
問題は４章。
どうしていきなりレスキューを３回も降らなきゃいけないの……
シリウスもオグマもその辺の盗賊１人倒すのが限界（下手したら負ける）なので、とてもじゃないがオリジナルのように蹴散らすことなんてできやしない。
結果、ユベロとユミナと仲良く海岸線でｇｋｂｒしながら敵に見つからないよう祈りつつ縮こまるしかなく、飛行ユニットでうまく敵ユニットを誘導しなければならない事態に。
その間にも本隊の方にも増援がバンバン出るので、戦力を割きすぎるとそれはそれでマルス様のドタマがかち割られてしまうわけで。
もう、最初の１時間ぐらいは「無理無理、この面はユベロとユミナとオグマとシリウスとカシムを犠牲にしなければ進めないんだよ」と見捨てる気満々だったもん。
よく犠牲を出さずに進めることができたよなあ、ほんと……
ともあれ、ようやくマイユニットがクラスチェンジできたので、これで少しは楽できるようになったと思いたい。
きっと敵の攻撃を２回耐えられるようになったに違いない。
嘘みたいだろ、レベル２０近くでも敵の攻撃をまともに２発食らうと沈んでしまってたんだぜ……ある程度成長の吟味もしてたはずなのに……
割と不安だったマイユニット関連のストーリー本筋への絡みっぷりは、全くの杞憂でした。
極自然に溶けこんで、世界感や話の広げ方に貢献していると思う。
発売前は一部で「マイユニットいらね」という声が無かったわけではないが、この分だとそういった批判の声だとほとんど消えるんじゃないかな。
オリジナルの会話を覚えている身としては何となく会話の流れに引っかかりを覚える時がある（既存の会話の合間にマイユニットの会話が挿入されているので、微妙に話の流れが途切れたり飛ぶことがある）が、知らない人や覚えてない人は気付かないんじゃないかな。
新暗黒竜は正直微妙なリメイク（個人的にはハード５があっただけでおまんま５杯は行けたけど）だけれども、新紋章はいい感じのリメイクのような気がするぞ。
完全新作もやりたいけれども、もしまだリメイクを続けるのであれば、新聖戦にも期待したいところ。
ただ、聖戦への思い入れは紋章の非じゃないので、このままのキャラデザだとちょっとやだなあ。
もう慣れたから、新暗黒竜＆新紋章はこのままで全然問題ないけど。
北千里氏なら、まあ。
